塗装は、温度や湿度など様々な外的環境の影響を受けるため、漆のような天然の素材は、このような影響を大きく受けることが知られているようですから、その加工の難しさというのは、推して測るべしと言えるでしょう。

最近では、グローバル的な流れとして、環境保全のむきが強くなってきたことから、塗料や塗装を扱うような業界においても、とにかく環境に配慮した製造方法などを考えなければならない事態に、直面している訳で、とりわけ石油を用いた塗料などは、現代では、一般的となっているわけですが、このような塗料が燃やすと co2などを排出することが、一般的に知られており、環境保全などの面から厳しく制御されることになる、という予測を出しているところもある、という風に聞いたことがあるような気がします。

そのため、なるべく環境にやさしい漆を用いることで、複雑な化学反応なども必要なく、有機溶剤などを使う必要もなく、常温で乾燥することができる、樹脂などを混ぜ込む必要もなく、廃棄物もなく燃やしても危険な物質が出てこない、というような観点から、漆が注目されているという風に言えるのではないでしょうか。これまでは、漆と言えば、高級品であるというような考え方が多数を占めている中で、今後はより一般的な使い方として漆を活用していくべく、研究を進めている研究所などもあるという風に聞いたことがあるような気がします。

そのような場所では、漆の特性を出来る限り活かしながら、なるべく簡単に加工できるように工夫をしている、というふうに考えて良いと言えるでしょう。

一般的に漆は、常温温度で乾燥させることが出来るわけですが、特殊に、加工した、漆の塗料などは、常温以上の温度で、乾燥させることが重要である、という風に言われているようです。